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本作の監督を務めたのは、人喰い先住民とガンマンたちとの凄絶な戦いを描いた『トマホーク ガンマンvs食人族』、ドラッグディーラーが取引失敗の代償として刑務所内で男の殺害を命じられる『デンジャラス・プリズン ―牢獄の処刑人―』、 過去二作がともにカルト的な人気と高い評価を得たS・クレイグ・ザラー。そして、主演はアカデミー賞®作品賞ほか6部門へのノミネートを果たした監督作『ハクソー・リッジ』が記憶に新しい名優メル・ギブソン。相棒にヴィンス・ヴォーンを迎え、息のあった名演と激しいアクションを披露している。ウィットに富んだ会話、手に汗握る衝撃的な展開、『リーサル・ウェポン』『バッドボーイズ』『マイアミ・バイス』ほか、脈々と続く刑事バディ・アクションの系譜に新たな傑作が誕生した。

STORY

ベテラン刑事ブレット(メル・ギブソン)とその相棒トニー(ヴィンス・ヴォーン)は強引な逮捕が原因で6週間の無給の停職処分となる。家族のために大金を必要としていたブレットは、一攫千金を狙い、ある犯行を計画する。それは不穏な動きを始めた犯罪者の情報を得て、その取引後に金を強奪するというものだった。ブレットはトニーを誘い、ボーゲルマンという男を監視する。ある朝、動き始めたボーゲルマンとその仲間を尾行するブレットとトニー。ところがその追走劇は、彼らを待ち受ける地獄の始まりだった…。

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CAST

メル・ギブソン|ブレット・リッジマン

 1956年、アメリカ・ニューヨーク州出身。12歳で家族と共にオーストラリアへ移住。シドニーにあるニューサウスウェールズ大学の王立演劇学校にて学ぶ。1979年、ジョージ・ミラー監督の目に留まり『マッドマックス』に出演し、世界中から一躍注目を浴びる。続いて出演した『ティム』(79/・劇場未公開)での障害のある若い男性役の演技でオーストラリア映画協会賞主演男優賞に輝いた。その後、『マッドマックス』続編の『マッドマックス2』(81)、『マッドマックス/サンダードーム』(85)に主演、そしてピーター・ウィアー監督の『誓い』(81)で国際スターとしての地位を固める。『誓い』で2度目となるオーストラリア映画協会賞主演男優賞を受賞。ウィアーとはその数年後、『危険な年』(82)で再びタッグを組んだ。1984年、『ザ・リバー』でアメリカ映画への進出を果たす。さらに全世界で破格のヒットを記録した『リーサル・ウェポン』シリーズ(87・89・92・98)により、ハリウッドでの確固たる地位を確立する。2000年には、本国興収1億万ドルの映画に1年間で3本出演した史上初の俳優となった。その後もローランド・エメリッヒ監督『パトリオット』(00)、M・ナイト・シャマラン監督『サイン』(02)に主演し、『サイン』はギブソン主演作品の公開週興収で歴代ナンバーワンとなる6千万ドルを記録。累計興収は4億万ドルを超えた。

 その中で、映画製作会社Icon Productionを設立し、『顔のない天使』(93)で監督デビューを果たす。 1995年、監督・製作・主演を務めた『ブレイブハート』が興行的に大成功を収め、批評家からも絶賛される。この作品でアカデミー賞®10部門にノミネートされ、作品賞と監督賞を含む5つの賞を獲得、ゴールデン・グローブ賞®でも監督賞を受賞し、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でも映画製作における特別業績賞を受賞、全米劇場主協会が主催する1996年度ショーウェストの監督賞に輝き、放送映画批評家協会賞の監督賞を受賞。2004年、監督・製作・脚本を手掛けた『パッション』が、R指定映画としては最高の興行収入を記録し、アカデミー賞®3部門にノミネートされる。2006年、再び監督・製作・脚本を手掛けた『アポカリプト』で全米初登場第1位を記録し、アカデミー賞®3部門にノミネートされたほか、2018年の監督作『ハクソー・リッジ』もアカデミー賞®6部門にノミネートを果たし、監督としての才能も世界中に認められている。

ヴィンス・ヴォーン|トニー・ルラセッティ

 1970年、アメリカ・ミネソタ州出身。1996年、ダグ・リーマン監督作『スウィンガーズ』で大きな注目を集める。コメディ作品への出演が多く、最終的な興行収入1億1,400万ドルを記録したベン・スティラー共演の大ヒット作『ドッジボール』(04)、オーウェン・ウィルソン共演の『ウエディング・クラッシャーズ』(05・未)などに出演する。また、S・クレイグ・ザラー監督作へは『デンジャラス・プリズン ―牢獄の処刑人―』に続き出演している。その他の主な出演作は、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(97)、『ムーンライト・ドライブ』(98)、『サイコ』(98)、『クール・ドライ・プレイス』(98)、『ザ・セル』(00)、『ドメスティック・フィアー』(01)、『Mr.&Mrs.スミス』(05)、『サムサッカー』(05)、『ブラザーサンタ』(07)、『イントゥ・ザ・ワイルド』(07)、『僕が結婚を決めたワケ』(11)、『ハクソー・リッジ』(16)、『ファイティング・ファミリー』(19)などがある。

トニー・キトルズ|ヘンリー・ジョーンズ

 2000年、ジョエル・シュマッカー監督のベトナム戦争映画『タイガーランド』(00)で長編映画デビューを果たす。2012年、クイーン・ラティファ、フィリア・ラシャドと共演した『スティール・マグノリア』で、NAACPイメージ賞を受賞し大きな注目を集める。また、ウェイン・ブレア監督の『ソウルガールズ』(12)はカンヌ国際映画祭でプレミア上映された。その他の主な出演作は、ジム・シェリダン監督の『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』(05)、『NEXT -ネクスト-』(07)、スパイク・リー監督『セントアンナの奇跡』(08)、アントワン・フークア監督『エンド・オブ・ホワイトハウス』(13)、『マン・ダウン 戦士の約束』(15)、『ハリエット』(19)など。

STAFF

S・クレイグ・ザラー|監督・脚本・音楽

 1973年、アメリカ・フロリダ州出身。1996年、ニューヨーク大学在学中に撮影監督として『Warsaw Story』に参加。2015年にカート・ラッセル、パトリック・ウィルソン、マシュー・フォックス、リチャード・ジェンキンス共演の西部劇『トマホーク ガンマンvs食人族』で映画監督デビュー。脚本・監督・共同作曲を務めた本作がインディペンデント・スピリット賞(脚本賞、助演男優賞)にノミネートされたほか、映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で91%フレッシュを獲得し、批評家からも映画ファンからも称賛された。監督2作目『デンジャラス・プリズン ―牢獄の処刑人―』はヴェネツィア映画祭でプレミア上映され、「Rotten Tomatoes」で91%フレッシュを獲得するなど高い評価を得ている。また、『ザ・インシデント』(11)、『パペット・マスター』(18)で脚本を手掛けたほか、ミュージシャン、小説家としても活躍している。

“参照とした作品は、自分の過去作2本以外では難しいのですが、私のお気に入りの作品をいくつか挙げることができます。『プリンス・オブ・シティ』、『HANA-BI』、『コックと泥棒、その妻と愛人』、『現金に体を張れ』、『ヒート』、『戦場にかける橋』、『ピンポン』、『ナッシュビル』、『成功の甘き香り』、『タクシードライバー』、『拳銃魔』、『ワイルドバンチ』などは、明確なキャラクター、物語の勢い、道徳的な複雑さがありますが、偉大な作品たちです。これらの映画の一つ一つが、鮮やかなフィクションの世界であり、観るたびに、私は作品の中で示された出来事の先にある世界や生活を感じています。これらの作品は、私を熱心な映画ファンにしてくれた映画たちであり、現代の多くの教訓的な映画のように、答えを匙で投げかけるのではなく、人々に問いかけさせ、生き残っていく芸術作品なのだと思います。”