TRAILER

和やかな雰囲気で進む旅行の風景が、主人公・春利のかつての想い人・小夜の登場で一変する。その驚きに満ちた物語と巧みな演出は多くの観客を魅了し、世界中の映像作家が集うSKIP シティ国際Dシネマ映画祭2021において、観客賞と優秀作品賞をW受賞する快挙を達成!更には、東京国際映画祭、プチョン国際ファンタスティック映画祭で公式上映されるなど、映画ファンの間で大きな話題を呼んだ本作。九州・佐賀県を舞台にそんな<予測不能のロードムービー>を作り上げたのは、九州を中心に映像制作を行ってきた俊英・萱野孝幸監督。 近年、世界各国で制作拠点の地域差にとらわれない映画作りが進みつつあるが、彼もその一人。九州大学芸術工学部画像設計学科卒業後、福岡を拠点に多彩な表現活動を行ってきた。本作でも、主演を務めた春利役の髙橋佳成をはじめ九州出身の俳優を数多く起用するなど、地方からの発信にもこだわりを持つが、その才能は今や九州から日本を越え熱い注目を浴びている。

STORY

漫画家志望の春利は、大学を卒業しても夢を諦めきれず、同棲中の恋人の半ばヒモ状態。そんな後ろめたさから逃げ出すように、学生時代の友人たちと1泊2日の旅行に出かけるのだが、その最中、応募していた漫画賞の結果が落選だったことを知り自暴自棄になってしまう。そこへ、かつて思いを寄せていた小夜が遅れて合流してくるのだが、春利の微かな高揚感と淡い下心とは裏腹に、事態は思いも寄らない阿鼻叫喚の地獄へと転がり始めてゆく……。

STAFF

萱野孝幸|監督

1990年9月19日生まれ。九州大学芸術工学部卒業。福岡を拠点に映像制作を行う。2018年に初の長編映画『カランデイバ』を発表。2019年『電気海月のインシデント』公開。2020年のアジアフォーカス・福岡映画祭では短編作品を特集した「萱野孝幸コレクション」が上映される。堤幸彦監督、本広克行監督、佐藤祐市監督を中心とした映像製作プロジェクト『SUPER SAPIENSS』にて脚本を担当。2023年には、泉谷しげるを主役の一人に迎えた群像劇コメディ『断捨離パラダイス』が公開予定。