

米国Gearbox Software社が開発し、2009年に2K Games社とテイクツー・インタラクティブ社が発売したビデオゲーム『Borderlands(ボーダーランズ)』。世界累計で8,700万本以上を誇る、史上最も売れたベストセラーPCゲーム、およびコンソール・ゲームが、このたびアクション・アドベンチャー・コメディとなって実写映画化された。2009年発売のゲーム『Borderlands』をベースに、謎めいた過去をもつ悪名高いトレジャー・ハンターの冒険の旅路を描く。
監督は『グリーン・インフェルノ』('13)、『ノック・ノック』('15)、『サンクスギビング』('23)のイーライ・ロス。脚本は、ロスとジョー・クロンビーが共同で執筆。製作は、『ゴーストライダー』シリーズ('07、’11)、『アンチャーテッド』('22)を手がけたアリ・アラッド、マーベル・スタジオのCEOにして、『スパイダーマン:スパイダーバース』('18)のプロデューサー、アヴィ・アラッド、『トワイライト』('08〜’12)、『ハンガー・ゲーム』('12〜’15)シリーズの製作ほか、ライオンズゲートのモーション・ピクチャー・グループの共同社長を務めたエリック・フェイグ。製作総指揮は、ゲーム『ボーダーランズ』製作に携わったGearbox Software社の創設者ランディ・ピッチフォード。
主演は、『TAR/ター』(’22)で第95回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたケイト・ブランシェット。その他キャストには、『ジュマンジ』シリーズ('17、’19)のケヴィン・ハート、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』('23)でクッパの声を担当したジャック・ブラック、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(‘22)でオスカーを獲得したジェイミー・リー・カーティスほか、『クリード』シリーズ('19、’23)のフロリアン・ムンテアヌ、『バービー』('23)のアリアナ・グリーンブラットら若手キャストも名を連ねる。
ありそうでなかったヒーローたちが、惑星パンドラに秘められた最大級の謎を明らかにするために危険なクリーチャーやサイコたちと戦うアクション・アドベンチャー・コメディ。宇宙の運命は、彼らの手の中にある!?かもしれない…。リリスたちが大暴れする、“ヒャッハー”な映画『ボーダーランズ』の世界へようこそ!
惑星パンドラ出身の賞金稼ぎ。射撃能力に長けており、銃身が回転するヴラドフ社製のインフィニティ・ピストルを愛用している。アトラス(エドガー・ラミレス)の行方不明の娘を探す仕事を依頼され、しぶしぶ故郷パンドラへと向かう。
1969年生まれ、オーストラリア出身。1998年製作『エリザベス』でエリザベス1世を演じ、ゴールデングローブ賞ドラマ部門や英国アカデミー賞の主演女優賞を受賞。ウディ・アレン監督作『ブルージャスミン』(’13)ではアカデミー賞の主演女優賞を手にした。そのほかの出演作には『エリザベス:ゴールデン・エイジ』('07)、『キャロル』('15)、『TAR/ター』('22)などがある。
アトラス社に所属していたエリート傭兵。射撃能力だけでなく、近接格闘能力も高い。軍人らしく規律を重んじる一方、戦闘時は思いがけない行動を取ることも。紆余曲折を経て、タイニー・ティナ、クリーグと共に逃亡生活を送る。
1979年生まれ、米国ペンシルヴェニア州出身。『Soul Plane(原)』(’04)でのブレイクし、俳優として活躍する一方、スタンダップ・コメディアンとしても活動。『ジュマンジ』シリーズ('17・’19)をはじめ、多くの作品に出演している。
自走式の小型ロボット。型番は「CL4P-TP」。戦闘能力は高くないが、ハッキングや探索などにロボットらしい賢さ(?)を見せる。歌やダンス、おしゃべりが大好きで、空気を読まない言動は周囲をイラつかせる。ある指示を受けて、リリスに執拗に付きまとう。
1969年生まれ、米国カリフォルニア州出身。UCLA在籍時にティム・ロビンスと出会い、後にロビンス初監督作『ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄』('92)でデビュー。『愛しのローズマリー』('01)、『スクール・オブ・ロック』('03)で人気を確立した。
アトラスの娘でウサギ好き。チームの中で最も危険な爆弾魔で、爆弾を括り付けたぬいぐるみや手榴弾ほか、ロケットランチャーまで扱う。生意気な性格の一方、13歳の少女らしい一面も。自身を特別な存在だと信じている。
2007年生まれ、米国ニューヨーク州出身。6歳でキャリアをスタートし、TVシリーズ『ハーレーはド真ん中』('16〜)の出演でブレイクする。主な出演作には『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』('18)、『バービー』('23)などがある。
ローランド、タイニーと共にアトラス社の研究施設から脱走した強化人間?。ガスマスクのような仮面を被り、屈強な肉体と回転する鋸刃を備えたアックス(斧)を武器に戦う。口数は少なく狂気すら感じる風貌だが、どんな時でもタイニーを守る優しさをもつ。
1990年生まれ、ドイツ出身。ドイツ・ルーマニアの合作『Bogat(原)』(’16)でスクリーン・デビュー。『クリード チャンプを継ぐ男』('18)で、イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)の息子役を演じて注目され、続編にも同役で出演した。
天才的な頭脳をもつ、風変わりな科学博士。惑星パンドラに隠された謎の解明に執着している。惑星内の居住区“サンクチュアリシティ”にある宇宙船を再利用した研究室に暮らす。リリスの過去を知る唯一の存在だが、彼女とは険悪な関係!?
1958年生まれ、米国カリフォルニア州出身。『ハロウィン』('78)で映画デビュー。ホラーで名を馳せた後、コメディ、アクションでも役の幅を広げた。第95回アカデミー賞では、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(’22)で助演女優賞を受賞。