TRAILER

本作の監督を務めたのはブライアン・ベルティノ。山奥の一軒家でカップルを襲う恐怖の一夜を描いた2008年の『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』で圧倒的高評価を受け、その後も一貫して恐怖表現を追求し続けてきた今後のホラー映画界を担う才能の一人。さらに、主演を務めたのはアカデミー賞®作品賞候補に挙がった『アイリッシュマン』『最後の追跡』で存在感を示した気鋭の女優マリン・アイルランドと、A24が手掛けた『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』の主役に抜擢されたマイケル・アボット・Jr。果たして、田舎の農場を襲う“邪悪なもの”とは…。見事なストーリーテリングと巧みな演出により、観るものに深い絶望と、背筋も凍る恐怖を与えるホラー映画の傑作がここに誕生した。

STORY

両親から離れてそれぞれ暮らすルイーズとマイケルの姉弟は、父の病状が悪化したとの報せを聞き、久方ぶりに生家であるテキサスの人里離れた農場を訪れる。父はそこで母に見守られ、ひっそりと最期を迎えようとしていた。ところが母は「来るなと言ったのに――」と彼らを突き放す。やがて彼らは両親の様子がおかしいことに気づく。そしてその夜、母が首を吊って亡くなった。それは彼らを待ち受ける想像を絶する恐怖の幕開けにすぎなかった。

CAST

マリン・アイルランド

ルイーズ役

1979年カリフォルニア州出身。2001年に舞台でキャリアをスタート。2004年にジョナサン・デミ監督の『クライシス・オブ・アメリカ』でスクリーンデビューを飾る。2009年に映画監督のニール・ラビュートが手掛けた舞台「REASONS TO BE PRETTY(原題)」でトニー賞へのノミネートを果たす。2014年には『GLASS CHIN(原題)』でインディペンデント・スピリット賞助演女優賞へノミネートされる。さらに、2016年の『最後の追跡』、2019年の『アイリッシュマン』がそれぞれアカデミー賞作品賞にノミネートされた。またテレビドラマ「HOMELAND」(11-)、「アンブレラ・アカデミー」(19-)にも出演し人気を博している。

マイケル・アボット・Jr

マイケル役

1978年テネシー州出身。ニューヨークで多くの舞台に出演した後、2007年にジェフ・ニコルズ監督の商業映画デビュー作『SHOTGUN STORIES(原題)』でスクリーンデビューを飾る。2019年にはA24が手掛けた『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』で主演に抜擢される。その他の出演作は『MUD マッド』(12)、『ラビング 愛という名前のふたり』(16)など。最新作はマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の『KILLERS OF THE FLOWER MOON(原題)』。

ザンダー・バークレイ

ソーン神父役

1955年ニューヨーク州出身。1981年『愛と憎しみの伝説』でスクリーンデビューを飾り、カルト的な人気を博す。映画やテレビドラマなど幅広く活躍する彼はスティーヴン・スピルバーグ、ウィリアム・フリードキン、クリント・イーストウッド、ロブ・ライナー、ジェームズ・キャメロン、ロン・ハワードなどの巨匠の作品へ出演した。さらに、アーティストとしても活躍する彼は「24 TWENTY FOUR」(01-)では特殊メイクも手掛けている。その他の出演作は『シド・アンド・ナンシー』(86)、『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』(89)、『ルーキー』(90)、『ターミネーター2』(91)、『キャンディマン』(92)、『ア・フュー・グッドメン』(92)、『アポロ13』(95)、『リービング・ラスベガス』(95)、『アミスタッド』(97)、『ガタカ』(97)『シャンハイ・ヌーン』(00)、『96時間』(08)、『キック・アス』(10)など。

STAFF

ブライアン・ベルティノ|監督・脚本・製作

1977年テキサス州出身。2008年に『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』で長編監督デビューを飾り、全世界で興行収入8,000万ドル以上の大ヒットを記録。ジャンル映画の著名なクリエイターとなった彼はサム・ライミ、ジェリー・ブラッカイマー、スコット・ルーディン、ケビン・ミッシャー、チャールズ・ローベンなどの一流のプロデューサーと仕事をする。2009年にはプロデューサーのエイドリアン・ビドルと共同で、質の高いジャンル映画を製作するためにアンブロークン・ピクチャーズを設立した。そのほかの監督作として『鮮血ピエロの惨劇』(14)、『ザ・モンスター』(16)、『ストレンジャーズ 地獄からの訪問者』(18)が知られている。