1959年、フランス・パリ出身。1983年、初の長編映画『最後の戦い』で、ボリアッツ国際ファンタスティック映画祭の審査員特別賞に輝く。続く『サブウェイ』(85)がセザール賞3部門を受賞。さらに、長編3作目『グラン・ブルー』(88)がフランス国内で1000万人を動員、パリで187週にわたって上映という驚異的な記録を打ち立てる。その後、『ニキータ』 (90)と『レオン』 (94)で人気を不動のものとする。1997年、『フィフス・エレメント』でセザール賞とリュミエール賞の監督賞に輝くと共に、世界的な名声を博する。また、2001年に映画製作会社ヨーロッパ・コープを設立。製作としても『TAXi』シリーズ(98-18)、『トランスポーター』シリーズ(02-15)、『96時間』シリーズ(08-14)などのヒット作を手掛けている。名実ともにフランスを代表する映画監督のひとり。
1989年、米国テキサス州出身。17歳の時、コーエン兄弟の『ノーカントリー』でスクリーンデビューを飾る。2012年、ブランドン・クローネンバーグ監督『アンチヴァイラル』で映画初主演。Indie Wire誌の「2012年のベストパフォーマー」の一人に、ダニエル・デイ=ルイス、ミシェル・ウィリアムズ、ホアキン・フェニックスら錚々たる顔ぶれと共に選出される。2018年には『スリー・ビルボード』、『ゲット・アウト』、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』の出演した3作品がアカデミー賞にノミネート。さらに『ニトラム/NITRAM』(21)では第74回 カンヌ国際映画祭男優賞に輝いた。その他の出演作は『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(11)、『神様なんかくそくらえ』(14)、『バリー・シール/アメリカをはめた男』(17)、『デッド・ドント・ダイ』(19)、『アウトポスト』(20)など。