TRAILER

監督を務めたのは、『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』『ドリヴン』などを手掛けたアクション職人レニー・ハーリン。本作では手に汗握る大掛かりな騙し合いだけでなく、チート級エンジンを搭載した高級車や壮絶な肉弾戦、大爆発、さらにはラクダ(?)まで娯楽映画に必要なすべてを盛り込んでいる。主演は5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナン、さらにタイ出身の兄弟アイドルデュオ“ゴルフ&マイク”として日本でも活躍していたマイク・アンジェロ、『デイ・オブ・ザ・デッド』のニック・キャノン、『エンジェル・ウォーズ』のジェイミー・チャン、『スターウォーズ 最後のジェダイ』のハーマイオニー・コーフィールド、『レザボア・ドッグス』のティム・ロスまで国際派スターが大集結!LAからアブダビの砂漠地帯まで、世界を股にかけた極上のエンタテイメントムービーがここに誕生した。

凄腕の犯罪プロフェッショナル集団「ミスフィッツ」。極悪人を騙して大金を盗み、恵まれない人たちに分け与えることをモットーとする彼らは、多くが謎に包まれた現代の義賊的存在だ。そんな彼らの次のターゲットは、凶悪テロリストの資金源となっている大量の金塊だった。金塊が隠されているのは、ドバイの砂漠に隠された最強セキュリティの私営刑務所。今回の任務が一筋縄でいかないことを悟った彼らは、一匹狼で伝説的な盗みのスペシャリスト、リチャード・ペイス(ピアース・ブロスナン)を半ば強引に勧誘い、ドリームチームを結成する。テロリストに資金が渡るまでのタイムリミットは残り僅か…果たして彼らは無事に金塊を盗み出すことができるのか?

CAST

ピアース・ブロスナン

リチャード・ペース役

1953年5月16日アイルランドのミーズ県で生まれ、11歳でロンドンに移住した。20歳の時にはオーバル・ハウス・シアターに入学し、ロンドン・ドラマセンターで学ぶ。卒業後はウェスト・エンドの舞台で、フランコ・ゼフィレッリ演出の「Fulimena」や、ヨーク・シアター・ロイヤルで上演されたテネシー・ウィリアムズ出演の「The Red Devil Battery Sign」などに出演した。1982年にロサンゼルスに移住したブロスナンは、すぐにNBCの人気テレビシリーズ「探偵レミントン・スティール」(82~87)で主役を演じることになり一躍脚光を浴びる。その活躍がイーオン・プロダクションズとMGMの目に止まり、5代目ジェームズ・ボンドとして1995年に『007/ゴールデンアイ』へ出演、国際的大スターとしての地位を確立した。同役としてサターン賞主演男優賞を受賞した『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(97)をはじめ、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(99)、『ダイ・アナザー・デイ』(02)といった続編に出演し、いずれも大ヒットを記録。最初の3本では全世界での累計興行収入が10億ドルを超え、『007/ダイ・アナザー・デイ』だけでも全世界で4億ドル超を稼ぎ出すなど、ボンド作品の人気を復活させた立役者とも言われている。その後もゴールデングローブ賞とアイルランド・アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた『ザ・スナイパー』(05)、大人気ミュージカル作品の映画化作品『マンマ・ミーア!』(08)、ミラ・ジョヴォヴィッチとタッグを組んだアクション大作『サバイバー』(14)等の話題作へと精力的に出演し続け、2016年には世界の映画への貢献を讃えられヨーロッパ映画賞を受賞。その他の主な出演作品は『マーズ・アタック!』(96)、『ダンテズ・ピーク』(97)、『グレイティスト』(09)、『リメンバー・ミー』(10)、『ゴーストライター』(10)、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(13)、『ザ・フォーリナー/復讐者』(17)、『シンデレラ』(21)など。次回作として、1914年にウェスト・エンドで上演されたジョージ・バーナード・ショーの「ピグマリオン」の実話に迫るロマンティック・コメディ「Not Bloody Likely(原題)」を予定。

ティム・ロス

シュルツ役

1961年5月14日、イギリス・ロンドン生まれ。幼い頃から芸術に情熱を傾けていたロスは、元々彫刻家や画家を目指して少年時代を過ごしたが、高校時代に冗談で受けたオーディションで役を得たことをきっかけに、演技の魅力に気づき、卒業後はロンドンの美術学校で演劇を学び始める。パブリックシアターで着実に経験を積んだ後、イタリア賞受賞で話題を呼んだテレビ映画「Made In Britain」(83/原題)でデビュー。その後、スティーヴン・フリアーズ監督の『殺し屋たちの挽歌』(84)やゲイリー・オールドマンと共演した『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(90)、ロバート・アルトマン監督の『ゴッホ』(90)等、数多くの作品に精力的に出演し知名度を上げていく。1991年に拠点をLAに移した後、クエンティン・タランティーノ監督の2本の映画に出演したことで、世界的に有名になった。『レザボア・ドッグス』(91)では強盗団に潜入する捜査官を、『パルプ・フィクション』(94)では強盗を働く不良カップルを好演し、観客に目に焼き付いて離れない強烈な印象を残す。続く1995年には『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』に出演し、映画史上最高の悪役と称されるこの役で、ゴールデングローブ賞&アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされた。1999年、アレクサンダー・スチュアートの著書を基に、レイ・ウィンストンを主演に迎えた衝撃作『素肌の涙』で監督デビュー。この作品は同年のサンダンス映画祭でプレミア上映、絶賛されたほか、カンヌ映画祭やトロント映画祭にも出品され、監督としても高い評価を得る。近年においても、最優秀英国インディペンデント映画賞を受賞し、英国インディペンデント映画賞の最優秀男優賞にノミネートされた『ブロークン』(12)、インディペンデント・スピリット賞の最優秀長編賞と最優秀男性主演賞にノミネートされた『或る終焉』(15)、第88回アカデミー賞の外国語映画賞部門にメキシコ代表として選出された『600マイルズ』(15)、クエンティン・タランティーノ監督の8作目『ヘイトフル・エイト』(15)などの話題作に出演。その他の出演作として、『リトル・オデッサ』(94)、『ライアー』(97)、『海の上のピアニスト』(98)、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(01)、『ダーク・ウォーター』(04)、『コッポラの胡蝶の夢』(07)、『インクレディブル・ハルク』(08)、『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(14)、『ルース・エドガー』(19)など。

ジェイミー・チャン

バイオレット役

1983年4月10日、アメリア・サンフランシスコ出身。学費の為にスポーツバーでアルバイトをしていたところ、そこで行われるMTVのオーディションに誘われたのがきっかけとなり、同チャンネルのリアリティ番組に出演する。大学卒業後に演技の勉強をしながら着実に女優としてのキャリアを積み上げ、2009年に『DRAGONBALL EVOLUTION』、2011年には『エンジェル ウォーズ』や『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』等の有名作品に出演して頭角を現し始める。翌年2012年には人身売買をテーマにした衝撃作『エデン』で身売りされた少女を体当たりで演じきったことで批評家・観客から賞賛を浴び、シアトル国際映画祭やサウス・バイ・サウスウエストで最優秀助演賞を受賞。その後、『ベイマックス』(14)シリーズでゴー・ゴー役の担当声優を務めたり、マーベル・コミックのX-MENをもとにした「The Gifted ザ・ギフテッド」(17~18)等のTVドラマにも数多く出演する等多方面で活躍中。その他の主な出演作は『スプラッター・ナイト 新・血塗られた女子寮』(09)、『プレミアム・ラッシュ』(12)、『アイアン・フィスト』(12)、「ワンス・アポン・ア・タイム2」(12~13)、『ハングオーバー!!! 最後の反省会』(13)、「BELIEVE/ビリーブ」(14)、『シン・シティ 復讐の女神』(14)『7500』(14)、『デンジャラス・ライ』(20)、「スター・ウォーズ:ビジョンズ」(21/声の出演)などがある。

ハーマイオニー・コーフィールド

ホープ役

1993年12月19日、イギリス・ロンドン出身。ファッションデザイナーの母親を持ちクリエイティブな環境で育つ。2015年、若手ながら『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』でトム・クルーズやジェレミー・レナ―ら大スターと共演、彼らにも負けない堂々とした演技を見せつける。その後も着実にキャリアを積み、2017年には『トリプルX:再起動』や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、『キング・アーサー』などの名だたる大作に出演し大ブレイクする。その他の主な出演作は『高慢と偏見とゾンビ』(16)、「ホテル ハルシオン」(17)『ラスト・クリーク』(18)、『スローターハウス・ルールズ』(18)、『シー・フィーバー 深海の怪物』(19)、「ロンドン 追う者たち、追われる者たち」(20)などがある。

ニック・キャノン

リンゴ役

1980年10月8日生まれ、アメリカのカリフォルニア州出身。テレビやラジオ司会者、コメディアン、俳優、プロデューサー、ラッパー、脚本家、監督、DJ、慈善活動家、児童書作家など多方面で活躍するマルチタレント。1998年にニコロデオンのコメディTVショー「All That」でデビューし、2002年にそのスピンオフ「The Nick Cannon Show」で大ブレイクした。同年『ドラムライン』で映画初主演を飾り、MTVムービー・アワードでは新人男優賞にノミネートされる等して注目されその人気を不動のものにする。現在もウィル・スミスらと音楽プロジェクトでコラボしたり、Foxの大ヒットTVシリーズ「ザ・マスクド・シンガー」のエグゼクティブ・プロデューサー兼ホストを務める等、その活躍は留まることを知らない。主な出演作は『ガーフィールド』(04)、『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』(04)、『ボビー』(06)、『GOAL!2』(07)、『デイ・オブ・ザ・デッド』(08)、『実験室KR-13』(08)などがある。

マイク・アンジェロ

ウィック役

1989年12月19日生まれ、タイのバンコク出身。2005年にタイ最大のエンターテインメント企業GMM Grammyの下、兄弟デュオ・アーティストの“ゴルフ&マイク”としてアーティストデビューし、一躍タイのスーパースターとなる。その活動は日本にも及び、山下智久と国際ユニット「GYM」を結成し人気を博した。タイ語だけではなく、英語と中国語が堪能であることを活かして現在は中国を拠点に活動しているが、同国に制作会社を持つレニー・ハーリン監督にそのカリスマと才能を運命的に見い出され、『ザ・ミスフィッツ』へ出演することになる。主な出演作品は「陰陽法師-無心-」(15)、「マイ・リトル・プリンセス 親愛なるお姫様病」(16)、「マイ・リトル・プリンセス 親愛なるお姫様病」(19)等。

STAFF

レニー・ハーリン|監督

1959年3月15日、フィンランド出身。数ある才能や素質を見極めその能力を引き出す映画監督として、ハリウッドで確固たる地位を築いており、その劇場公開作品は全世界累計で10億ドルを超える興行収入を記録している。彼の初期のアメリカ映画にはクラシックカルトホラー『プリズン』(87)などがあるが、この映画はジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』(78)を手がけた伝説のプロデューサー、アーウィン・ヤブランスがプロデュースしたことでも話題を呼び、当時まだまだ若手だった彼の映画キャリアを華々しく飾った。1988年には『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』を発表し、公開当時インディペンデント映画の中で最高の興行収入を記録したことで脚光を浴びた。更にブルース・ウィリス主演の大ヒット映画『ダイ・ハード2』(90)やシルヴェスター・スタローン主演の超大作『クリフハンガー』(93)の監督・製作を経て、ハーリンは瞬く間にハリウッドのプレミア・アクション監督の一人としての地位を確立することになる。2000年代にもシルヴェスター・スタローンと再タッグを組んだ『ドリヴン』(01)や伝説的オカルト映画の前日譚『エクソシスト ビギニング』(04)等の大作を手掛けてきた彼だが、現在彼の制作会社であるExtraordinary Entertainmentは中国に拠点を置いており、直近の5年間では3本もの映画を監督している。その内『スキップ・トレース』(16)は、アクション界の伝説的存在であるジャッキー・チェン、スーパースターのファン・ビンビン、そしてジャッカスシリーズでおなじみのジョニー・ノックスヴィルが出演するアクションコメディであり、中国で大ヒットを記録して興行収入は9億元(1億3000万米ドル超)に達する。世界が誇る類まれなるアクション職人、そんな彼の待望の最新作がこのアクション映画『ザ・ミスフィッツ』である。その他の監督作品に『フォード・フェアレーンの冒険』(90)、『ランブリング・ローズ』(91)、『カットスロート・アイランド』(95)、『ロング・キス・グッドナイト』(96)、『ディープ・ブルー』(99)、『マインドハンター』(04)、『ザ・クリーナー 消された殺人』(07)、『5デイズ』(11)、『ディアトロフ・インシデント』(12)、『ザ・へラクレス』(14)、『ソード・オブ・レジェンド 古剣奇譚』(18)等。